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「在宅介護~高齢者の心身と家族の気づき」へようこそ。


在宅での介護が日本の家族の日常となりつつある今、遠距離介護男性介護などの言葉が示すように、高齢者介護のかたちも多様化しています。

家族として持っておきたい在宅介護にかかわる基礎知識と、小さいけれども大切な「智恵と気づき」を読みやすくまとめました。


当サイトは2012年5月現在の情報にもとづき作成していますが、今後とも不定期に更新しますので、よろしければ「お気に入り」に入れておいてください。


 

在宅介護 現状の問題解決には家族の覚悟・ゆとり・工夫が必須


在宅介護において要介護者は、家族そしてホームヘルパーなど外部の力を借りながら、長い間住み慣れた自宅で介護生活を営むことになります。

在宅介護は多くの場合、高齢の親がある日突然に病気や事故で倒れ入院したことをきっかけに、前触れもなく唐突にはじまります。

「入院先の病院にいられるのはせいぜい3ヶ月まで。医師によれば、退院後は以前のように自立した生活は難しいとのこと。

どうやらついに介護が必要になりそうだ。急いで皆に連絡して、今後の相談をしなきゃ、介護保険の申請やヘルパーさんの手配なんかも、これからしなくてはならないし。

いよいよ介護とリハビリが、一日の生活の中心になりそうだ・・・」といった心象風景が、その典型的なイメージでしょうか。


今日の在宅介護は、まず介護の担い手となる「家族」の人数が、昔と違って圧倒的に少ないところにその特徴があります。


それが意味するのは、「世話をする役割を担った家族が何もかも行わなくてはならない、いざという時の代わりが誰もいない」という構図に、介護にかかわる家庭が容易に追い込まれやすいという現実です。

地方で暮らしていた高齢の親が二人とも介護が必要になったが、近隣の介護施設が満杯で入所できないため、やむなく子供が東京の会社を退職し在宅介護に専念せざるを得なくなった・・・といった話などは、その典型例です。


高齢者介護は、加齢による本人の身体機能のおとろえに応じて続けられる、不可逆的で終わりの見えない、そして非常に達成感を得にくい活動です。


同じように高齢となった夫や妻ただ一人、あるいは子供一人だけで介護を行おうとするのは、介護者の時間とエネルギーを「介護」というただ一つの目的にすべてそそぎ込み、「介護者の自立」を「要介護者の人生」と交換するようなものかもしれません。


そして介護が必要になってしまった当の本人はというと、自身の自立した生活が失われたことに大きなショックを受け、喪失感と将来への不安とで頭がいっぱいになり、介護者へ感謝の意を示す気持ちの余裕などとても持てないことが多いものです。

介護をきっかけに本人がうつ状態になってしまい、周囲のことや新しいことにまったく関心を示さなくなるケースなども少なくありません。


高齢者のうつ病~家族の対応と気づき・治療の注意点


在宅介護を行う介護者は、介護生活に自分の人生をそそぎ込みながらも代わりに得られるものはほとんど無いのが現実です。

そして一歩間違えると、介護者自身が体調を大きく崩したり、あるいは精神に変調をきたしかねない危険性がつねに横たわっています。

 

在宅介護と介護保険のサービス~外部の力を上手に活用


上手な(そしてとても重要な)在宅介護のコツとして、「外部サービスをできるだけ有効に活用する」ことがあげられます。


在宅介護 現状の問題解決には、家族の覚悟・ゆとり・工夫が必須 でも述べたとおり、「身内のことだから、家族だけでなんとかしよう」という発想で高齢者の介護にのぞむと、介護する側の家族の精神と身体を消耗させるだけでなく、最終的には要介護者への介護の質も下げてしまうことになります。


介護保険のサービスは色々ありますが(介護サービス・介護予防サービス 種類とその概要 ご参照)、在宅介護においてもっともよく利用されるサービスは、「訪問系サービス」と「通所系サービス」になります。



介護保険の要介護認定において、「要支援(1・2)」あるいは「要介護(1~5)」のどちらに認定されるかによっても、サービスの内容や利用回数は異なりますが(要介護度の認定引き下げが、介護保険利用者におよぼす影響 ご参照)、大まかに言えば、外部から本人の自宅にやって来てサービスを提供するのが「訪問系サービス」本人が施設に送迎してもらいそこで一定のサービスを受けて戻ってくるのが「通所系サービス」となります。


訪問系サービス」には、事業所からホームヘルパー・介護員が派遣される「訪問介護」「訪問入浴介護」、また看護師や理学療法士・管理栄養士らが来て診療の補助や指導を行う「訪問看護」「訪問リハビリテーション」「居宅療養管理指導」などがあります。


通所系サービス」には、入浴や食事・皆で行うレクリエーションなどを通じ生活面の心身改善を目的に施設に通う「通所介護デイサービス)」、専門家の指導にもとづく心身機能の回復訓練を目的とした「通所リハビリテーションデイケア)」などがあります。


これらはケアプランにもとづき利用回数や一日の滞在時間などが決められていますが、介護者が体調を崩すなどして家庭での介護が一時的に難しくなった場合には、介護施設に一定期間(最大一ヶ月30日)入所できる「短期入所ショートステイ)」という通所系サービスもあります。

また通所系サービスには、特に認知症の方を対象として食事・入浴・レクリエーションなどを提供する「認知症対応型通所介護」もあります。


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