在宅介護と介護保険のサービス~外部の力を上手に活用


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上手な(そしてとても重要な)在宅介護のコツとして、「外部サービスをできるだけ有効に活用する」ことがあげられます。


在宅介護 現状の問題解決には、家族の覚悟・ゆとり・工夫が必須 でも述べたとおり、「身内のことだから、家族だけでなんとかしよう」という発想で高齢者の介護にのぞむと、介護する側の家族の精神と身体を消耗させるだけでなく、最終的には要介護者への介護の質も下げてしまうことになります。


介護保険のサービスは色々ありますが(介護サービス・介護予防サービス 種類とその概要 ご参照)、在宅介護においてもっともよく利用されるサービスは、「訪問系サービス」と「通所系サービス」になります。


介護保険の要介護認定において、「要支援(1・2)」あるいは「要介護(1~5)」のどちらに認定されるかによっても、サービスの内容や利用回数は異なりますが(要介護度の認定引き下げが、介護保険利用者におよぼす影響 ご参照)、大まかに言えば、外部から本人の自宅にやって来てサービスを提供するのが「訪問系サービス」、本人が施設に送迎してもらいそこで一定のサービスを受けて戻ってくるのが「通所系サービス」となります。


「訪問系サービス」には、事業所からホームヘルパー・介護員が派遣される「訪問介護」「訪問入浴介護」、また看護師や理学療法士・管理栄養士らが来て診療の補助や指導を行う「訪問看護」「訪問リハビリテーション」「居宅療養管理指導」などがあります。


「通所系サービス」には、入浴や食事・皆で行うレクリエーションなどを通じ生活面の心身改善を目的に施設に通う「通所介護(デイサービス)」、専門家の指導にもとづく心身機能の回復訓練を目的とした「通所リハビリテーション(デイケア)」などがあります。

これらはケアプランにもとづき利用回数や一日の滞在時間などが決められていますが、介護者が体調を崩すなどして家庭での介護が一時的に難しくなった場合には、介護施設に一定期間(最大一ヶ月30日)入所できる「短期入所(ショートステイ)」という通所系サービスもあります。

デイサービス・デイケア・ショートステイ~概要と現状

また通所系サービスには、特に認知症の方を対象として食事・入浴・レクリエーションなどを提供する「認知症対応型通所介護」もあります。


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訪問系サービスでは、なんと言ってもサービス契約を結んだ事業所と派遣されてくるホームヘルパーの質、そして彼らとのコミュニケーションのとり方や要介護者本人との相性が問題になります。

契約の時点でホームヘルパーに依頼できる内容はあらかじめ決められているので、契約外のことをお手伝いさん感覚であれこれ頼むのは、基本的にルール違反です。


訪問介護サービス・ホームヘルパーの利用時における注意点


またホームヘルパーとの間に問題がなくても、事業所に所属する担当ケアマネジャーの対応がいまひとつ・・・という場合もあるでしょう。

介護は長丁場ですし、ベースは人と人とのふれあいですから、いろいろ工夫してみたもののどうもよくない・・・と最終的に判断した場合は、事業所にその旨を告げて担当者を代えてもらう選択もあります。


ホームヘルパー 介護サービス提供時における頼み方・接し方のコツ
ケアプランやケアマネジャーを変更する場合の、手続と注意点


通所系サービスでは、自宅に閉じこもりがちな高齢者に、外の世界との接触を増やすことで刺激を与えることが目的のひとつです。

ただし同時に、介護者である家族の息抜き・休息の時間をつくる狙いもあります。



在宅介護を考えるにあたっては、上で述べた介護保険の訪問系・通所系のサービスを上手に組み合わせ、さらに自治体や民間企業、NPO・ボランティアが提供する介護保険外のサービスを必要に応じ加えていくことが基本となります。


要介護者本人や他の家族、そして担当ケアマネジャーと相談してつくる「ケアプラン」がそのためのベースとなりますので、納得のゆく在宅介護ができるよう、ケアプラン作成にはじっくり取り組みたいものです。


次の記事は「在宅介護、「事前の準備」こそが将来の介護負担を大きく減らす」です。

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